メーカー品質を、もっと身近に。純正パーツで実現するコーアクシャルオーバーホール
オメガの技術的象徴とも言える「コーアクシャル機構」。構造の特殊性とパーツ入手の難しさから、「正規店でしか修理できない」「メーカーでのコンプリートサービス一択」と思われがちです。
しかし、当社ではオメガ純正パーツを豊富に確保しており、コーアクシャル機構の中核である「コーアクシャルホイール(ガンギ車)」や「アンクル」の交換を含めた技術調整・修理に対応しております。
ネット上では、コーアクシャルのオーバーホール間隔として「約5〜8年、仕様によっては最大10年程度」という目安も散見されます。しかし、機構そのものは摩耗に強くとも、内部の機械油自体は3〜4年ほどで徐々に劣化していきます。お時計をトラブルなく長持ちさせるためにも、当社では早め早めのメンテナンスをお勧めしております。
オメガのコーアクシャル機構は4つの世代がある
オメガのコーアクシャル機構(脱進機)は、1999年の登場以来、進化と構造の違いによって大きく4つの世代に分類されます。修理やメンテナンスの現場では、どの世代かによって「ベースムーブメントの構造」や「ホイール・アンクルの規格」が異なります。
1. A〜Dの進化(第1世代)1999年~
エタ(ETA)社のCal. 2892-A2をベースに、初めてコーアクシャル機構を組み込んだ歴史的モデルです。改良を重ねてAからDまでのバージョンが存在します。
Cal. 2500A / B:初期型。初期特有の不具合や油の馴染み問題があり、後にマイナーチェンジされました。
Cal. 2500C:脱進機の動作を安定させた普及型。
Cal. 2500D:第2世代(Cal. 8500)の開発成果を取り入れ、ガンギ車を「3段式(3層構造)」に変更した完成形。
2. 自社開発コーアクシャル(第2世代)2007年~
2007年(Cal. 8500)登場。最初からコーアクシャル機構を搭載することを前提に、オメガが一から設計した完全自社開発ムーブメントです。
代表キャリバー:Cal. 8500(3針)、Cal. 9300(クロノグラフ)など。
特徴:脱進機が最初から「3段式ガンギ車」として最適設計され、パーツの耐久性が飛躍的に向上。ツインバレル(2つの動力ゼンマイ)による長いパワーリザーブも実現しました。
3. マスター コーアクシャル(第3世代)2013年~
2013年(Cal. 8508)頃登場。耐磁性能を極限まで高めたハイテク仕様です。
代表キャリバー:Cal. 8500(後期型)、Cal. 8520(レディース)の耐磁仕様など
特徴:ヒゲゼンマイにシリコンを採用し、脱進機や軸受けに非磁性素材を使用。15,000ガウス以上の超高耐磁性能を獲得しました。
4. マスター クロノメーター(第4世代)2015年~
2015年(Cal. 8900)から導入された、オメガの現行メイン規格です。
代表キャリバー:Cal. 8900、Cal. 8800、Cal. 3861(手巻きスピードマスター)
特徴:マスター コーアクシャルの超高耐磁性能に加え、スイス連邦計量・認定局(METAS)による厳しい8つのテストをクリア。実使用環境(防水・耐磁・精度・パワーリザーブ)において最高レベルの品質が証明されています。
当社の強み:コーアクシャル純正パーツ保有と確かな技術
「正規店に依頼すると納期が長く費用も高額になる」「街の修理店で断られてしまった」とお悩みの方もご安心ください。当社では、摩耗やトラブルの際に交換が必要となるオメガ純正のコーアクシャルホイールおよびアンクルを自社でストックしております。社外代用部品やジェネリックパーツは一切使用せず、オメガ本来のスペックと精度をそのまま再現します。
コーアクシャルホイール・アンクルの弊社在庫のご紹介
弊社では、Cal. Ω2500系やCal. Ω8500系、クロノグラフのCal. Ω3000系まで幅広く在庫ストックを持ち修理対応しています。一般的なアンクルとガンギ車の形状と比較してみると、その構造の異なりに驚くかもしれません。まさに芸術品と言える美しさです。
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| 一般的なアンクル | 一般的なガンギ車 |
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| Ω2500C・アンクル | Ω2500C・コーアクシャルホイール(2段) |
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| Ω2500B・コーアクシャルホイール(2段) | Ω2500D・コーアクシャルホイール(3段) |
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| Ω8500・アンクル | Ω8500・コーアクシャルホイール |
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| Ω8800・アンクル | Ω3330・コーアクシャルホイール |
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| Ω3113・コーアクシャルホイール | Ω3888A・コーアクシャルホイール |
なぜコーアクシャルの修理は難しいとされるのか?
コーアクシャル機構は、一般的なスイスレバー式とは異なり、同軸上に重なる2~3枚のガンギ車(コーアクシャルホイール)と特殊な爪石を備えたアンクルが組み合う、極めて精密な構造を持っています。そのため、修理やメンテナンスには専門的な知識と環境が欠かせません。
パーツの入手が極めて困難
オメガ独自の構造であるため汎用パーツが存在せず、修理には100%オメガ純正部品の使用が必須となります。
ミクロン単位の微細な調整技術
爪石とホイールが接する距離や角度の許容誤差が極めて狭く、高度な技術を持つ熟練職人でなければ組み上げることができません。
世代(キャリバー)ごとの細かな仕様違い
特に注意が必要なのがCal. 2500系です。前期型のA/B/C型(2段ガンギ)と後期型のD型(3段ガンギ)ではパーツの互換性が大きく異なります。当社ではオメガ純正パーツを自社ストックしているため、こうした世代ごとの細かな仕様違いにも正確に対応可能です。
コーアクシャルは「パーツの摩擦を減らし、長寿命を実現する」優れた機構ですが、定期的・適切なオイル注油や劣化パーツの交換を行わなければ、本来の性能を発揮できません。「他店で修理を断られた」「精度が落ちてきた」「オーバーホールの時期を迎えている」といったオメガオーナー様は、ぜひ一度当社にご相談ください。豊富な純正パーツと確かな技術力で、大切な時計の針を再び正確に刻ませます。
大切な時計を長く愛用していただくために、ぜひ定期的なメンテナンスをご検討ください。何か気になる点やご不明な点がございましたら、いつでもお気軽にご相談くださいませ。





















